軽率生まれ軽率育ち

推しと推し未満と推しの概念のはなし。

朗読劇「いつもポケットにショパン」 2019年6月

こんにちはしい子ちゃんです( •ω• )

拝み屋Ⅱおめでとうございます!うれし~!
郷内先生スタッフ公式が「今再放送見るといいよ!!」っていうし、小中さんもちょっと前に言ってたし、わりと3月ぐらいから(早い)毎日拝み屋まだかな?!って暴れてて、撮影始まったっぽかったので解禁まだかな?!って暴れて、大畑監督のツイートを毎日毎日ガン見してました。嬉しい…。笑
しかも今回BSがある!気軽に見て見て~って勧められますね。でもこわいのパワーアップこわい……生きて帰れるかな…笑

とりあえずもう暴れなくていいんだな…という寂しい(?)気持ちではありますが、今は全然公開日が出ない秋と冬の映画たちに向かって暴れています。いつ公開するの?!笑 前売りでるとしたらまあ7~8月ぐらいに出ると思うから…おとなしく待ちます…

 

さて今回ははっぴ~な気持ちが残っているうちにブログ書いちゃお大作戦。はっぴ~。というか記憶が抜けて消えていくのが怖いです死んじゃう。

 

朗読劇「いつもポケットにショパン

www.mmj-pro.co.jp

こちらの作品を4日前に見てきました!あまりにも新鮮な感想です。珍しい。はっぴ~作戦なので早く書いちゃう。拝み屋新キャストに決まった北原里英さんとのコンビで上演された朗読劇です。

発表の翌日が初日で、一気に期待値が上がりました。関係を別の部分でも築いてた二人のお芝居、絶対良くなるに決まってるんだから。やっぱり信頼感は急には培われないです。

書いてる途中に2回日付をまたぎました。ホントは今日見てきました、だったんですけど笑


今まで出会った作品を無下にしたい訳ではないんですがこの日過ごした1時間45分ほど幸せな時間は無かった、と思ってる。大げさだけど、それぐらい私は幸せな気持ちになりました。

 

2018年末にあったファン感で実は朗読劇が決まってるんですって嬉しそうにしてて笑、よっぽど楽しみだったんでしょうね…無事解禁されてからのツイートの気合がすごくて…笑

 

 

どうですか?気合がすごい!(当社比)
個人的にはもう全部に対してそういう感じで来てほしいんですけど…笑(小声)

この気合いのお陰なのか感情の作りこみが尋常じゃなかった…何?なんだろう、もはや衝撃でした。わっ!ってなった。

  

ダブルカテコで「あっこれ世界観大事にするタイプのカテコだ」と思ったからやらなかったですけど、気持ち的にスタオベしそうだった。

最前列にいたし、私がすれば他の人もしてくれるような気がして…笑

すればよかったかな、邪魔って言われても、ハ?ってされても、それでも立ち上がって拍手を送りたいって本気で思った。

実際は足りてない部分もあったろうなっていうのはすごく分かる。
でもその気持ちはとむくんに対してだけじゃなくて、この空間を作り上げた多くの方々に対して敬意を払って、立って拍手を送りたいって思ったから生まれたもので。多分きっと他のキャストの方の公演を見ても同じ想いになったと思います。

とむくんって不思議と贔屓目じゃなく見させてくれるので、とても、良いです。いや十分贔屓目かもだけど…天才だなって毎回思っちゃう。好き。

 

 

作品について

原作はくらもちふさこ先生の漫画「いつもポケットにショパン」という作品。 

 元から漫画をあまり読むタイプではないので(さらに言えば少女漫画というものを読んだことがほとんどない)とむくんが出るというまで知りませんでした。私が生まれる15年ぐらい前の作品っぽい。

すごく人気のある作品のようで、結構朗読劇になるぞ~って決まってから検索したら原作ファンの方のツイートチラチラと出てきてははぁ、結構大きくて重たいぞ…と思った記憶があります。

 

あらすじ

以下HP引用です。

幼なじみの麻子と季晋は、遊びもピアノのレッスンも、何をするのもいっしょの大の仲良し。
しかし、季晋は小学校進学と同時にドイツへ音楽留学してしまう。ある日、麻子は季晋が留学先で列車事故に遭ったという報せを耳にし、
そのまま季晋とは音信不通となってしまう。
数年後、音楽高校に進学した麻子は、先輩から季晋が別の音楽高校に通っているという話を聞く。
季晋は事故を生き延び、そして日本に戻ってきていたのだ!
麻子は遂に季晋と再会を果たす。喜びに湧く麻子だったが、季晋はまるで別人のように麻子を憎むのだった…。

( 引用元:https://www.mmj-pro.co.jp/chopin/

 

あらすじ、今ちゃんと見たかもしれない...申し訳ない。

本編を見た後に見ると、すでに結構これはしんどい...ですね...

季晋は「としくに」と読みますが、麻子は「きしんちゃん」という愛称で彼を呼んでいます。

お互いに二人の母親はピアニストで、その母親の影響でピアノを始めた、って背景は一緒かな...?

ピアノが大好きなきしんちゃんと、環境的にピアノをしている麻子。

麻子はきしんちゃんがピアノに愛されている、って思っている。

 

朗読劇に関しての登場人物は、

麻子ときしんちゃん、二人の両親、音楽高校の先輩の上邑さん、麻子学校の松苗先生、かな。あとは小さいころの同級生(いじめっ子)とか、概念的な存在も合わせてこれぐらいだった気がする。

ちなみに役割りは単純に女性を北原さんが、男性をとむくんが演じる形でした。

 

感想

十分前書きで感想かいちゃったんですけど笑、以下、ネタバレ込の感想です。

 

 

まずあらすじのとこでお察しかもですが、今回原作は読みませんでした。いつも基本的には読むんですけど、演者が二人で朗読劇ということは演じ分けがあるんだろうから、と思って。

先入観を持って演じ分けを感じたくなくて、あえて読みませんでした。

それが正解だったかはわからないけど、私的には正解だった、と思います。

 

前書きにも書いたけど、とむくんの感情の入れ込み方がすごくて。

こんな風に力を込めてお芝居してるのを生で見たのは初めてだったのかも、しれない。ちゃっちい表現ですけど、衝撃波がすごくて、もちろんストーリー上事件だったりが起こるんですけど、それをこっちに伝えてくる力が、半端じゃなかったです。

ただ時折、お芝居の力に引き寄せられすぎてお話が頭に残らなかったので、原作読もうと思います。感想もちょっとストーリーに沿って、は間違いだらけになるので雑感をお許しいただければ...

 

まずもう空間がとってもきれいで。

上演が始まって、ピアノ奏者の日向さんが素敵な音を奏でて。

(どうでもいいんですが、幕がない舞台を見るとき「幕が上がって」って表現は正しいのかいつも悩んでしまう。幕が上がった。難しい…)

北原さん演じる麻子がボールを持って無邪気に登場して、一人で大きなボールで遊んでいて。そこにとむくん演じるきしんちゃんが来て、二人でキャッチしあって。

演出の酒井監督(一度映画を拝見したので敬称として監督といいますね)の作り上げる世界に一気に引き込まれて。

夢のようなきれいな空間がぱぁっと目の前に広がって...自然と笑みがこぼれちゃう。

すごくすごく丁寧に作り上げられた繊細な夢の世界だなって思いました。

 

作中たびたびピアノの生演奏があるんですけど、初めてかもしれない、ピアノの音色で感情を感じて涙がこぼれた…

音楽疎くって、大好きなバンドの歌を聞いてライブハウスに行ってもいまいち体全体でノリ切れるタイプの人種ではないんです。

それなのに、この作品はすごい、ものすごい融合だなぁって思いました。

音楽一つ一つがあったかくて、生演奏だけじゃない、使われる音全部が感情をのせて連れてきてくれるんですよ。 その音に乗って、ダイレクトに演者の気持ちがこっちにくるから、すっごい、いや、酒井監督って、強い。

 

ちょっと話が前後しちゃいましたが、それぞれが本を持って現れて、麻子が語り始めて、幼いころの二人が会話をします。

幼稚園の頃なのかな...ねえ…かわいい…!!

私、、、、とむくんの演じる、、、、幼子が、、、大好きなんです、、、、

 

唇をすぼめて、目をくりくりさせて、舌っ足らずな発音で、もうねぇかわいいんです。関節の動かし方も全部好き…

 

その理由はまあこちらの記事に舞台が要因かもしれないです。初めて見たとむくんの生のお芝居。そこにも7歳児を演じるとむくんがいまして。

fzt.hateblo.jp

 

10歳(7歳だったかな)のヒロトと20歳のヒロト、年齢は分からないですがその間のヒロトも居ました。 本人もアフタートークで言っていたのですが180cm超えの男が10歳って…って不安がっていたようで。 でも、立ち方とか振る舞い、喋り方がもうすごく子供…!か、かわいい… まあ、あの…話している内容は全然可愛くないんですけど。

舞台「空行」-2017年05月 - 軽率生まれ軽率育ち

 

う~~ん!同じこと書いてるな…笑

こっちの作品はDVDが出てて通販もあるので幼子が見たい人はぜひ見てみていただきたいです。

 

いやほんとにめちゃくちゃかわいんですよ。どうしてくれますかこれ、どう、どうしてくれるの?!って気持ちで見始めてしまいました。かわいい。そして思ったより長い、長いよかわいいパート...

 

しかもめっちゃ進化してて...今回は朗読劇なので基本腰かけてのお芝居が多いのですが、空行のときは立った状態で見た目から、背筋だったり、服の掴むしぐさだったりで表現してたんです。でも朗読劇は視線の動きとか、細かな表情で表現してて、わぁ…好きだなぁって...

 

ちょっと戻るけど、最初OPっぽいところでボール投げっこしたりしてたんですけど、お互い無声なんです。動きだけで表現してて、きしんちゃんが泣きながら(ここから鳴き声が出てた)椅子に腰かけて、麻子が仁王立ちで誰かと戦ってて。きっといじめにあったんだろうな、って思ってたら泣いたふりで笑。

いやかわいいな…なんだこのクソガキは…(お口が悪い)

そのあと声を出してお互いお話を始める、って感じで。泣いたふりをすれば誰かが助けてくれるから、とかあ~~そうです助けますとも…メソ…

 

あと、麻子は三つ編みヘアなんですが、お母さんが自分でしろっていうから不器用ながらも自分で三つ編みしていて。ミジンコみたい、なんて馬鹿にされてて。

髪の毛が飛び出しててミジンコみたい!って馬鹿にするきしんちゃん~~~クソガキにもほどがある愛しいよお…ウウ...

基本的に語彙力が死んでしまうのでこれ以上続けません…かなしい。

 

もうとにかく一生このまま成長しないで...

 

そう思っていたけど、あらすじにもあるように小学校進学と同時にドイツに行くことにしたきしんちゃんに事件が起こります。

 

ドイツで列車事故。乗車していた日本人の親子。それはつまり、きしんちゃんと、お母さんでした。

麻子がステージのセンターで事故のあった時の様子を、過去を振り返るように語っていて、何度もきしんちゃんの名前を呼んで。

お母さんは死んでしまい、男の子は生きているけど、失明の可能性がある。

 

そんな説明をされて、麻子がきしんちゃん!と呼ぶと、まるでそれに応えるようにしてきしんちゃんは泣きながら、燃える列車の中で、熱いよ、と泣きながら麻子の名前を繰り返し叫ぶんです。

「麻子ちゃああん!!」

私この声を聴いた瞬間ぞわっと、鳥肌が立ってしまって。

涙が出ない、苦しい、喉が締め付けられる、泣きたいのに、泣いてしまいたいのに、それ以上にこの子がどれだけ苦しんだのかを、とむくんの声から、叫びから、そこに乗せられた気持ちがダイレクトに響いて、苦しくて苦しすぎて、涙が出てこない。

とむくんが放った幼い子供の声が、そんな気持ちにさせてきて。

いやここのシーンほんっとにやばかった。

 

後からの説明になっちゃうんですが、ステージの中央にはピアノがあって、黒い箱型の椅子が2つずつ、全部で4つ斜めに並んでいました。

その奥に薄いスクリーンがあって、下の方は大半が黒い板で覆われているんですが(岩のシルエットみたいな)、一か所お芝居を見せるように空間があいていて。

私、その空間の目の前の席でした。

 

電車事故にあったきしんちゃんはその奥で、赤い光に覆われて、胸を押さえて、叫んでたんです。本を押さえつけて、もがくみたいに。

センターじゃなかったけど、とんでもなくいいお席だったと思う。

苦しみが、全部伝わってくる…もはや唖然としてた、な。動けなかった…

苦しい、つらい。こんなに感情の起伏の表現をするとむくん初めて見たと思っちゃうよこんなの。とんでもなかった。

 

そしてきしんちゃんの安否はわからないまま、音信不通に…

 

そんな事があったあと、時がたち、麻子は音楽高校に進学しました。

慌てて駆け込んだ電車のドアに三つ編みが挟まってしまって、一緒に乗っていた男の子に助けてもらいます。

きしんちゃんによく似た男の子で、メガネをかけていて、麻子はきしんちゃんだと思って話しかけたけど、彼は上邑さんという先輩でした。

上邑さんは同じ学校の1個上の先輩で、体が弱いから麻子の学校に転校しにきた天才ピアニスト。前の学校では2大ピアニストのうちの1人って言われるほどの実力。

 

そんな、上邑さんももちろんとむくんが演じているんですが、すごく絶妙なんですよね…

同じ人物が演じることに意義があるし、これは朗読劇だからこそできる芸当な感じがしました。事故で失明の可能性が出ていたからこそ、メガネはミスリードだし、深く知らないうちは同じ顔なのだから、間違える。

 

語彙力が死んだせいで全然伝わってないと思うんですけど笑、上邑さんってピアノが好きなきしんちゃん、って感じが…でも別人なんですよね。

あまりにも細やかで、あとから出てくるきしんちゃんとの対比が、同じ年代なのにちゃんと別人なのが、とむくんの演技力の幅みたいなの見せつけられちゃって最高だなぁってなります。

麻子の学校の松苗先生を演じるときは台本で顔を隠すようにしているんですが、それもそういう部分を引き立たせるためなのかな、って感じがした。わからないけど。

 

いや松苗先生は全く別人だったなぁ。

とむくんは割と声色を使い分けるのがお上手だとは思ってましたけど、こんなにいろんなパターン持ってんのかよと思って。

もともと声が高めだけど、ちゃんと経験値ある先生な感じで。怖いけど、優しい、愛を持った指導をしてくれるんですよ…いいなぁ。

 

上邑さんとはいろいろあって、上邑さんが前居た学校の2大ピアニストのうちのもう一人が、実はきしんちゃんだってことを麻子が知って。

麻子はいてもたってもいられず、きしんちゃんのいる学校に行って。

 

そこにいたきしんちゃんのトゲっぽさたるや…クソガキの方です。(?)

全くあの時のきしんちゃんではなくて。やっぱり上邑さんの方がきしんちゃんなのでは…って思いたくなる感じ。

上邑さんときしんちゃんを演じ分けるときは特別大げさな差をつけてた感じではないのですが、内面が全く違うなぁ と思いました。

 

全部なぞってしまうととんでもなく長くなってしまうので、大体人物も出そろったし、こっからはなるべくつまんでいきたい…

 

っていうかもう胸がいっぱい過ぎて全然書き進みません。つら。

めっちゃ飛ばしてしまうんですが、きしんちゃんの目が失明しそうだったのは、目にたくさんの破片が刺さったからで。お母さんの目の角膜を移植して、問題なく目が見えている、状態でした。

そしてそんなお母さんは実は麻子のことを憎んでいました。正しくいえば麻子のお母さんを。

麻子の母の須江愛子と結婚したのは国際的に有名な指揮者である村上稔で、きしんちゃんの母の緒方華子はかつて村上のことが好きで。

たくさんの背景があって、歪んだ思いで華子は麻子に厳しくする愛子に対して当てつけのように優しく振る舞っていて、麻子はきしんちゃんの家は良いな、なんて思ってたり。もう全編通して捨てるべきところがないぐらい原作を濃縮しているので説明ばっかになっちゃうから、つまみつまみになっちゃいますが。

ともかく、きしんちゃんはこの眼は母さんの目だから、麻子を憎んでみていた母さんの目だから、憎まなきゃいけない、なんて思ってる感じです多分。

 

その目をお母さんだと思ってるきしんちゃんの声もすっごい好きだったな…

母さんはが憎んでいたから、この目で見る以上、麻子を憎んでみなきゃいけないんだ、って……

麻子があとできしんちゃんの目に向かっておばちゃま!って話しかけるんですけどそこもヤバヤバ。北原さんのお芝居も段々と熱を帯びていくので、最高でした。

 

いやほんとに好きしかない。

 

もうすごい燃え尽きてきたのでまた今度細かい部分の記事書くかなぁ!という感じで電車の次に好きなシーン!(急)

 

華子さんが書いていた日記があって。愛子への憎しみが書いてあったり、村上への想いが綴られていて、きしんちゃんは母が須江家を憎んでいた事実を知ったわけなんですが、最後まで読んでなくて。

いろいろ思ってこの日記は愛子が読まなければいけないと、華子名義で愛子宛に送りつけて、麻子はこれを読ませてはいけないと隠そうとする、けど、愛子は実は知ってたよ、恨んでたことも村上が好きだったことも。だから私は別れたのと麻子に告げます。

その日記を麻子はきしんちゃんに返します。

その日記を返した場っていうのが、コンクールで。

麻子ときしんちゃんが賭けを(お互い一生合わないみたいな、そういう)した場で。

麻子がピアノを弾いている時にきしちゃんは一生懸命日記を読むんです。

台本を日記に見立てて、もがくようにページをめくって、きしんちゃんは涙を流して、日記に顔を埋めて涙を殺して、なんで、どうして、愛子はなんでそんなふうに。おかしい、って迷子になった自分の答えを必死に日記から探し出すみたいにして。

正直その時のきしんちゃんを私見ていられなくて。怖くて。見なきゃいけないけど、ついセンターでピアノをの奏でる麻子に助けを求めてしまいました。

それぐらい、あそこのシーンは切羽つまっていたというか、気持ちが乗りすぎていて、苦しかった。つらかった。

ライトなんてほとんど当たってない状態で、メインは麻子のピアノで、でも、そんな状態でも気持ちが伝わってくる。

一時私、とむくんは泣く演技できるの…かな…?なんて思ってたことがあって…失礼でしょう、でもとむくん最近涙腺がどうしちゃったのってぐらい泣くんです。

それも役柄に沿った泣き方をして、涙をこぼすんです。

きしんちゃんはもう、その集大成というか、現時点での最高のものを見せつけられた感じが…して。

私この時点で涙で全然ステージが見えてないぐらい泣いちゃってるんで正直ほっとんど見えてないんですけど。

日記を持ってステージを移動して、光に当たったときに顔が濡れるぐらい泣いていたのが分かって、もうこっから何も見えてません。涙こぼして何とか視界を保つので必死。

ストーリーもだけど、私ここは完全に芝居で泣いてしまった…してやられた…

 

とにかく作品を見た後、胸がいっぱいで苦しくて、こんなにも感情がいっぱいあふれてしまったのが幸せで。舞台ってすごい、朗読劇ってすごい。

前回も天使がいた三十日、という作品でとむくんの朗読劇を見たんですが、あれはどちらかといえば台本を持った状態でするお芝居、という感じだったんです。

ただ今回のはもう、衣装は固定、動きも必要な部分でだけ。

こんな作品に出会えたことが、出会うきっかけがとむくんということが幸せでなりません。いろんな景色を見せてくれるとは思っていたけど、こんなにも、こんな、感情が豊かになるきっかけを作ってくれて、ありがとうございます、と言いたい。

 

きっと映像に残らないんだろうけど、見に行って本当に良かったし、見に行くことができてよかった。この作品を演じる前のとむくんに出会っていてよかった。

きっとこの作品は直に見てこそ意味がある。

細かなところまで覚えていられないだろうけど、そんなの嫌だなって、慌てて書き記してるわけですけど、とむくんのお芝居、感情の入れ込み方がずっと全力で、花火みたい。もう、私の中にしか思い出せるものがない。力強くて、儚くて、心に響いてくる。

100の力で、お芝居に完璧もMAXもないと思うけど、ともかくこれは今のとむくんのすべて、だと思いました。

 

だんだんと涙が出てきてしまう。大好きがあふれてしまって、すごく、苦しい。幸せな苦しみです!

この作品が私の心の中にしか残らないのが、とにかく苦しくて、ブログを書き始めましたが、思い返すだけで胸がじーんと、気持ちがわぁって。胸がいっぱいに戻っちゃう。見た後ご飯食べられなかった。それぐらいこみ上げてきます。

 

これを経て、次の作品がまた楽しみになりました。次は8月の舞台かな。楽しみ。